日本と中国との住宅事情の違い

日本と中国の住宅事情の違いの一つに「騒音」の問題があります。

上階・隣室の騒音~工事の騒音~
日本と大きく違うのが、中国ではコンクリート打ちっぱなしのままの分譲で、個人オーナー物件が多い為、オーナーが替わる度に内装をやり直したり、どのマンションでも内装工事が頻繁に行われてい

るのが実情です。

その為、長期間に渡って内装工事の音が鳴り響き、やっと終わったかと思うと、また他のお部屋の内装工事が始まったり・・・と、ストレスの溜まることが多いでしょう。

特にローカル物件では、内装工事を始めるからといって、周辺のお部屋に挨拶をするというような習慣はないので、余計に不快に感じてしまうかもしれません。

その点、日系のサービスアパートメント等の企業オーナー物件では、内装工事が頻繁に行われることはないでしょうし、あったとしてもキチンと事前の事情説明と挨拶をされていたりと、日本人には受

け入れやすいでしょう。

ちなみに上海では

18時~翌朝8時までと、祝日は、著しい騒音が出る作業をしてはいけない
という規定がありますが、無錫では規定が無く、各マンションの物業管理が規定しているところもあります。

  • 上階・隣室の騒音~生活音~
    これは日本でもあり得る問題だと思いますが、周りに気を遣わず、朝晩関係なくバタバタと駆け回ったり、ドンドンと音が鳴り響いたり、大音量でTVを見ていたり・・・と、上階・近隣の生活音も気に

なります。

気になりだすと、敏感になり過ぎて、ドアの開け閉めの音や、椅子を引く音等、ちょっとした物音でも気になったり、ずっと我慢していると、精神的にも参ってしまいます。
上階のお部屋の騒音だと思っていたら、結局違うお部屋の騒音だった・・・とか、当の本人はそんな風に周囲に迷惑をかけていたとは全く気付いていなかった・・・などということもよくあることで

す。

ですので、早めに物業管理会社に相談して、原因を追及し相手に注意を促すことが問題解決の近道だと言えるでしょう。