無錫市製造知能化3年行動計画が発表

昨年、中国政府が蘇州市、無錫市、常州市、南京市、镇江市を「製造2025」のモデル都市郡に選定したことを踏まえて、無錫市政府でも現在盛んに製造の知能化へのアプローチについて議論されています。
4月10日には「無錫市製造知能化3年行動計画」が発表されました。

無錫市内の製造業の品質を向上させる

6ページ以上のボリュームの文書で解読も大変なのですが、2019年を目標に無錫市内の製造業の知能化、生産力、効率、安全、環境面への対応を明確に向上させ、全国の製造知能化の先行区域として、無錫を国際影響力のある製造業都市にしていくということなどです。

対象分野はITなどを中心に多岐に渡る

主要な分野は知能化製造設備(3Dプリンタなど)、生産システム、IoT、クラウド、ビッグデータ、産業用ロボット等、範囲は組み立て型の製造業からワークフロー型の製造業まで。

支援を重視する内容として無錫市の製造業という視点と、また周辺分野であるコンサルティング、教育、財務支援なども含めた活動を支援する。また国際交流を深め「海外から無錫へ」、そして何より「無錫から世界へ」製造知能化の情報を発信し国際影響力を高める活動を優先するということです。

今回文章はまだ大号令ではありますが、無錫政府の明確な方向性と目標が建てられている以上、我々外資系も例外ではなく、これからどんどん具体的な政策や奨励策が出てくると思います。今後も政策に役立つ情報を発信していければと思います。

(記事提供:モリオカインフォテック