有名女優ファン・ビンビンさんが脱税で当局に拘束されていたことが日本でも大々的に報道された。公表される金額の大きさに驚かされるなかりだが、なぜこんなに大きな金額が動くのだろうか?そこには単純に俳優の人材不足という側面がある。
なんだかんだと言いながら、ここ20年間は高度経済成長を続けている中国。音楽、映画、ドラマ、スポーツと芸能、娯楽関連も大きく変貌している。例えば20年前、ギターを抱えた少年少女を見かけることはなかったが、最近では街を歩けば必ず見かけることがあるほどだし、楽器店や楽器教室なども急増している。こういった娯楽ニーズは高まっているが、それらをプロとして職業にできるほどの人はまだまだ不足している。無錫には無錫大劇院という立派なホールがあるが、月に10日も活用できていないし、市内にある大きなライブホールも空いている日が目立っている。プロの演者が少ないのだ。少ない理由は構造的な問題も含めいろいろあるとは思うが、現実そこの人材が不足しているから少し人気が出ると引っ張りだこになり、ギャラは急騰、大きな金額が動くことになるのだろう。そこがチャイナドリームを掴むチャンスにもなっているのだが。
人材不足は日本人にも向けられている。映画出演の依頼は日本人なら誰でもOK的なオファーも多く見られるし、それでもちゃんとセリフもあったりする。皆さんも中国デビュー考えてみてはいかがかな?チャンスはそこにあるかも!
さてさて、そんなファン・ビンビンさんの事務所は無錫にあるそうな。なぜ無錫かって?事情はいろいろあるようです。
スーパー・ジョニー