数々のモノづくりに携わった経験を活かしモノづくりの楽しさ奥深さをご紹介させて頂きます。
少しでもお役に立てれば幸いです。モノづくりと言っても分野は大変広く材料だけでも金属、樹脂、木材、繊維、油脂化学品etc・・・
それらの材料を加工し部品を作り、製品に組み立てる。それこそ星の数ほど工具や機械が存在します。専門分野の方には至極当たり前内容ですので読み飛ばして頂ければと思います。
今回は手始めに切削工具のご紹介を。切削工具と言っても是だけでも星の数ほど種類が御座います。今回は主な金属加工に使用される穴あけ工具をご紹介させて頂きます。
先ずは穴あけ工具と呼ばれるカテゴリーからの中からドリルのご紹介。
ドリルと言うのは、日本語で言えば「穴をあける工具」としてのキリの事です。キリと言えば木に穴をあける道具を想像しますね。ただ機械工場で使うドリルもキリと言う日本語を当てて使っています。機械製図などでもキリと言う用語を使っています。私たちが機械工場で扱うドリルの大部分はツイストドリルです。ツイストはねじるという意味ですのでネジレキリなどと言っている方もお見えに成ります。理屈はともかく現物を見ればわかりますね。
ツイストドリルは標準的なものはJISで各部の寸法が決まっています。特殊なものはお客様の希望に沿って製作します。また1本のドリルに径の違う刃を2段以上つけたもの、あるいはふつうは2枚の刃(2本の溝)で有るのに対して3枚刃(3本溝)にしたもの、刃先に切削油が良くとどくように油孔を設けたものなどが有ります。これらはすべてツイストドリルです。センター孔ドリルもツイストドリルの変形とみてよいでしょう。
そのほかにも特殊ドリルとしてはガンドリルなどが有ります。
(記事提供:無錫大見超特工具貿易有限公司)