年末年始で流行ったもの。2018年のキーワード。

      新年あけましておめでとうございます。

 本年も無錫ビジネスネットをよろしくお願い致します。

 この年末年始、微信のモーメンツを賑わせたことが2つありました。

一つは、『さよなら18歳』ということで、多くの中国人女性が18歳の時の写真をアップしていた。ちなみに『さよなら18歳』は、90后世代の最後の誕生日である1999年12月31日の人が満18歳になるからで、90后もこれで成人だね!という意味で、記念に18歳の時の写真をアップしだしたのがはじまりだとか。面白いのは80后も70后の方々もアップしていたことだろうか。

 

   もう一つは、支付宝が提供した「今年の私のキーワード」。支付宝で購入したものを分析してキーワードが出される。多くの人は「爱」「旺」「温暖」だったことはおいておいて、たくさんの人がモーメンツにアップされていました。

 私はこの現象は、中国人特有の集団心理によるものだと考えている。自分だけが乗り遅れるわけにはいかない。自分もみんなと同じでなければいけない。みたいな心理だ。独身の日もそんな心理かな。6〜7年ほど前?だったか、塩がなくなる事件が起きた。無錫(だけではないが)から塩がなくなったのだ(どこにも売っていない)。「塩がなくなる」といった流布がこういった事態になった。

 もちろん日本人にもそういった集団心理はある。例えばハロウィンの仮装だとか、バレンタインのチョコレートなどもそうなんだろうけど、どれもそれなりの時間をかけて流行となる。中国人の集団心理で特異なのは、速さだ。スマホ決済もここ2年で急速に発達、誰もがスマホ決済だ。微信の発達度合いも日本のLINEの比ではない。

 で、年初から何が言いたいかと言うと、中国人の集団心理をつかめるようなトレンド、商品を開発できれば、ヒットを生み出すことができるのだと思う。キーワードは集団心理だ。今年もスピードが早そうだ。乗り遅れずに行きたいですね。