日本では社内の大掃除も終わり、年越しの準備も済んだことでしょう。
中国は、ある意味これからですね。
中国におりますと、基本的には全てのことが自分の仕事になります。中国人スタッフに当然任せることも多いのですが、これまでの業務経歴の範囲外だとどうしても抜けが落ちやすいもの。
その一つがIT関連。やはり中国に来られている方々は、まず製造があり、そして技術、管理、営業、と続くかと思います。ITなどは、どちらかという出張ベースであったり、現地任せであったりすることが多いようです。
そこで、年末とい言うこともあり、いつも気になっている事をお伝えできればと思い立ちました。
それが、サーバーのメンテナンスです。
色々なお客様を回っていますと、結構あるのが更新されていない機器、ソフトフェア。そして、ラックに入っていないために埃だらけになってしまったサーバーそのもの。
サーバーは、目の届くところに置かれていないことも多く、また触れる機会が少ない。或いは、無いなどで、後に回されがちです。その癖、工場にとっては水道や電気と同じく非常に大切なインフラです。社内社外問わず通信が出来ないなんて考えられませんよね?
放置されがちなサーバーですが、色々と問題を抱えていることが多いのです。
たとえば、ファンの寿命で通風が止まって大慌て、埃が詰まって発火、椅子でケーブル踏んで切断、UPS無いと停電で止まってそのまま故障、ネズミにかじられて切断、銅が劣化してスピードが遅くなる、Windowsが古くてウィルスだらけ、ネットワークの設定が不適切で侵入し放題。
上で挙げた問題点ですが、あったら本当に困りますよね。
でも、あるんです。
そんなわけで、日々業務に支障なきよう簡単なセルフチェックリストを作成しました。ITスタッフ、IT会社、あるいは地震でのチェックにお使いください。
- ソフト面(ウィルスなどの外部からの攻撃に対し脆弱になります。)
- ソフトウェアのバージョンは古すぎませんか?
- ソフトウェアの更新パッチは最新のものですか?
- パスワード管理はちゃんとされていますか?
- ハード面(火事、データ消失などの危険性)
- 無停電電源は使用していますか?(直接電源につなぐと停電や雷による高圧電流で簡単に壊れて大事なデータがなくなる)
- 燃えやすいもののそばに置かれていないか(よく書類室とサーバー置き場が兼用になっているが理論上はよくない)
- ケーブルが散乱していたり、埃が溜まっていたりしませんか。
- 万が一止まっても数日間問題ないようになっていますか(バックアップ、など)
- ハードの使用年数を把握していますか(ハードの寿命は3〜5年で、以降故障のリスクが増えます。)
- メンテナンス
- 月一回のメンテナンスはしていますか(故障予防などの定期チェック)
- 半年一回のメンテナンスはしていますか(実際の補修作業)
もし、ご不明な点、ご案等があればご連絡ください。無錫内であれば、チェックにお伺い出来るかと思います。
日本も中国もこれから年末です。
サーバー達も新しい年を迎えられるよう、しっかりと準備しましょう^^///
盛岡インフォテック 剣吉