酔っ払い日本人と全裸の日本人

 

假日広場を歩いていると、日本人が本当に減ったなあと感じる今日この頃です。帰国する人、ベトナムやインドに赴任される人、とにかく中国を離れる人が多く、今年は年中送別会をやっている気がします。

さてさて、とは言っても今年も残すところ1ヶ月余り。年末がやって来ます。日本人が減ったとは言っても、この時期、假日広場で多く出没するのが酔っ払い日本人だ。急性アルコール中毒で倒れてしまう人、酔っ払って道端で横たわってしまう人。いずれも救急通報される場合が多いことを注意しなければいけない。

 

(パターン1:急性アルコール中毒で倒れる場合)
急性アルコール中毒で倒れる人はお店の中で倒れる場合が多い。動かなくなって床に倒れこむ。こうなってしまうと、救急車を呼ぶしかない。この時、日本人の連れがいたり、馴染みのお店であればいいが、そうでない場合は、一人で救急車で運ばれることになる。何故なら一緒について行くと救急車代や病院でかかる費用を立て替えなければいけなくなるからだ。

 

假日広場だと、無錫新区鳳凰医院に運ばれる。歩いていける距離だが、救急車だともちろん費用がかかる。ご存知だと思うが、中国では救急車や病院の費用は前払いだ。假日広場に来る救急車の場合、あまりにも多いからか、日本人だとわかると、一人でも運んでくれるし、救急車費用も後払いにしてくれる(時がある?)。

しかし私が知っている限りは、病院に運ばれたあと、意識が戻るか知り合いが来るまで、そのまま放置される。

 

(パターン2:酔っ払って道端に倒れる場合)
中国では、倒れている人を手助けすると、せっかく助けたのに責任をなすりつけて来る人が多いので、助けてくれる人は少ない。だから発見した人は、放置するか救急通報することになる。この場合は一人で倒れているので、パターン1の一人の場合と同じ扱いを受けることになる。

私は何人か酔っ払って救急車で運ばれた人に付き添ったり見てきたりしているが、1日に複数の日本人が救急車で病院に運ばれて来たのを目撃したこともある。その時の救急隊員の言葉が忘れられない。「また日本人だよ。なんで日本人はここまでお酒を飲むんだ?」返す言葉はなかった。運ばれて来る酔っ払い日本人は突然起きて、ここはどこだ!俺は大丈夫だ!と病院内で叫ぶ。でも引き取り人が来るまでは病院から出ることはできないのだ。

最近では韓国料理店の門前で倒れこんでいる日本人もいた。困り果てた店主が警察と救急車を呼んでいた。迷惑極まりないのだ。

 

海外で単身、寒くなって寂しさも増すのかもしれない。日々のストレスもあるだろう。でも飲む時は、誰か知り合いがいる時に飲むようにしよう。一人で救急車で運ばれるのは大迷惑をかけてしまうのだから。

 

この時期に出没するのは、酔っ払いだけではない。全裸になってしまう日本人も増える。全裸で假日広場を走り回った日本人も一人や二人ではない。今じゃ写メを取られて、微信で拡散されるから気をつけてくださいね。自分への戒めも込めて、今回は書かせていただきました。